❸スタジオ、ロケ現場を覗いて(画像33枚)2024.1.30(13)・・・●(ロケ特報)三原山の若さま 「若さま侍捕物帖・黒い椿」 この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています ➡1961年11月号近代映画から・・・①他 🌋平和な島、伊豆大島を恐怖のどん底におとし入れた連続殺人事件の謎を、若さまの名推理と秘剣の冴えで解決しようという時代劇スリラー「黒い椿」は、沢島忠監督のメガホンで、主演の大川橋蔵、丘さとみさんらは大ハリキリです。 三原山の頂上めざして、エッチラ、オッチラとキャメラを担ぐスタッフ。時代劇の扮装であえぎあえぎ上る橋蔵さんたち俳優さん。しかし、そんな苦労も、立派な作品をつくる期待と喜びに苦痛の表情などはみうけられず、みんな明るいロケ隊です。 (12)・・・●(本誌特写) アンコと橋蔵さん この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています ➡1961年11月号近代映画から・・・①他 大島ロケーションの道すがら、御神火とアンコで名高い伊豆の大島の名所を散策したトミイ! ウルトラ・マリンの太平洋の眺めや、熱帯植物園のひとときを過ごします 🍁秋とはいっても、南の島大島の日ざかりは暑い。さすがのトミイも、涼風を求めて、小高い丘へと足をのばす。そんなトミイを、島のアンコたちが勢揃いでお見送り。 「いやあ、テレちゃうな」といいながらも、嬉しそうな表情です。 丘へ登ったトミイは、黒潮洗う太平洋を眺めながら、しばしの憩い。日頃から仕事、仕事の連続で休む間もないトミイにとって、こんどの大島ロケは多少なりともレジャー・タイムがあったようです。 (11)・・・●椿の島の橋蔵さん この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています ➡1961年11月号近代映画から・・・①他 「若さま侍捕物帖・黒い椿」のロケで伊豆の大島へやってきた橋蔵さん。撮影の合い間に椿のロマンチックな南国の風情を味わいました。 (10)・・・●東映『新吾二十番勝負・第二部』ロケより “新吾” 上高地へ行く! この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています ➡1961年8月号平凡から 北アルプスの連邦を背にした海抜1500メートルの高原に現れた美剣士新吾!山開き後間もない上高地は大にぎわい、 思わぬ撮影にびっくりしたり喜んだりの 登山者に橋蔵さんも気軽に話しかける珍しい山岳ロケ風景です。 (画像) 1--やっ!」気合をかけて飛び上がると、穂高や乗鞍が一瞬グッと下がるように見えます。 初めて来 た上高地の素晴らしさにトミーは上機嫌 2--空は晴れわたって強い陽がてりつけます。「こんな高いところでも暑いんだね」 「それだけ太陽に近いんですもの」「やられた!」 3--木陰がないのでランチ・タイムはこの通り、「ビーチパラソルを持ってくりゃよかった」と、 トミーの冗談にお笑いです 4--「ここまでずいぶん歩いたけど、まこちゃん、 わりに平気だね」「景色を見ながら来たから、 何もないわ」「 山はいいもんね、今度本格的に登山をしようか」 (9)・・・●内匠頭のセンパイ・後輩 ▶錦之助・橋蔵・千代之助■NO.10セットのおしゃべり・・・・・ この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています ➡1961年5月号平凡から・・② 📍みんな経験者 東映の創立十周年記念映画オールスターによる『赤穂浪士』が、いよいよ公開されようとしています。 東映のオールスター忠臣蔵はこれで⒋本目、配役も一回ごとに変りましたが、 (少々省略) 今回のみどころは、中村錦之助さんの脇坂淡路守と大川橋蔵さんの浅野内匠頭の顔合わせでしょうか。 このお二人はオールスターで共演したことがあるにはあっても、ほんのちょっと、すれちがい程度。今度のように本格的な顔合わせは、この『赤穂浪士』がはじめてなのです。 このお二人の顔合わせシーンは、撮影が始められて二日目、第10セットでおこなわれました。シーンは勅使の接待に上野介にいじめられながら、日夜苦悩する内匠頭を、親友淡路守が慰めに訪ねてきたところ。 千代之助さんは安兵衛で内匠頭の家来、遠くの方から錦之助さんと橋蔵さんの大名同士のやりとりをみているというシーンです。 ところがこの千代之助さんは最初のオールスター忠臣蔵で内匠頭を演じた人、錦之助さんも去年の忠臣蔵で内匠頭に扮しています。ですから奇しくも、元内匠頭と全内匠頭とそして現内匠頭の三人が顔合わせたひととき、火をかこみながらの三人の内匠頭のおしゃべりは------- 📍みせ場はハラキリ 東-------いよいよ判官役だね。待望の・・・。 大川----映画入りいらい抱いていた夢の役なんだよ。(笑) 中村----待望の、切腹ができるわけだ。(笑) 東------なにしろ判官が切腹しないと、物語が進まないんだから・・・。(笑) 大川----ぼくが切腹しないと堀部安兵衛のみせ場がこないから?(笑) 中村----安兵衛が内匠頭の腹を切りたがっちゃ困る・・・。(笑) 大川----だけど難しいねえ、判官というのは。ことに切腹が決まってから片岡源五右衛門と最後の別れをするところにはよわった。 中村----目だけの芝居だからな。 東------あすこは、全体のストーリーの中でも一つのヤマ場だしね。 大川----二人とも内匠頭では先輩だから、いろいろ教えてもらわなくちゃ・・・。(笑) 中村----先輩っていっても、ぼくは去年のオールスターで一回やったきりだからね。 東------この三人のなかじゃぼくが一番最初だな、内匠頭をやったのは----。 大川----そうだ。最初のオールスター忠臣蔵だったね。それだけ苦労も多かった!(笑) 東-----千恵蔵先生に全部教えていただいてね、どうやらこうやら・・・。(笑) 中村----ぼくも千恵蔵せんせいには随分お世話になった。 大川----なにしろ、映画の内匠頭じゃ草分けだからなあ。 東-----原(健策)さんにもかなり教えてもらったよ。 大川----尾上(梅幸)兄さんに所作(動き)を習ったんだけど、これを映画的にうまく消化できれば・・・。 中村----しめたもんだ。(笑) 📍貞女、二君にまみえる? (ここで内匠頭の奥方、瑤泉院に扮する大川恵子さんがセットに現われました) 東------奥方が登場したね。(笑) 中村----ホー、これはキレイだ。 東------去年の忠臣蔵でもカコちゃん瑤泉院じゃなかった? 中村----その通り、ぼくの奥方だったよ。(笑) 大川----瑤泉院というのは、たいへんな貞婦のハズだったけど・・・。(笑) 中村----貞女、二君にまみえたわけだ。(笑) 東-----この次は是非、ぼくにまみえてほしいもんだよ。(笑) 大川----そういえば、千代さんも二度目の安兵衛役、もうなれたもんだね。(笑) 中村----飲んで、暴れて、まったくいい役どころだ。(笑) 東------でも、今度はまじめな安兵衛だからね。『紅だすき喧嘩状』みたいにノンキなノンベエ安とはまるっきり違うんだ、残念だけどね。(笑) 中村----でも、大名なんていう堅ぐるしい殿さま役よりはいいぜ、第一肩がこらない。(笑) 大川----ほんとだ。こんどの忠臣蔵では安兵衛役を志願しようかな。(笑) 東------冗談じゃないよ、マア二人の芝居を家来らしく遠くの方から見させて頂きましょう、ノンビリとね。(笑) ************ ************** ************ (8)・・・●東映映画「赤穂浪士」より 華やかなる対決 脇坂淡路守 中村錦之助さん 浅野内匠頭 大川橋蔵さん この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています ➡1961年5月号明星‥① 東映オールスター映画”赤穂浪士”で、久しぶりに顔を合わせた錦之助さんと橋蔵さん。お二人がスクリーンで顔を合わせたのは、33年の”任侠清水港”依頼、橋蔵さんは浅野内匠頭、錦之助さんは脇坂淡路守と、共に初役だけに、異常なファイトを燃やしています。 🟢だいたい、この役はガラに合ってる。ただ、ハラ芸の多い役だけに、その点工夫して、痛快なところをみせたいと錦之助さん 🟣尾上梅幸さんにいろいろ教わっています。カブキの型のなかに、リアルな面もだしていきたいなと橋蔵さん ************ ************** ************ (7)・・・●真夏のロケ特集"北から南へ スタアを追って"から 🌊【九州】泳いで潜ってごきげんです 大川橋蔵さん 丘さとみさん この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています➡1960年明星10月号から 東映京都の「海賊八幡船」は大川橋蔵さん主演の海洋活劇。京都から遠く九州まで大掛かりなロケを敢行して話題となっています。 なにしろ、その昔、”八幡大菩薩”の旗をおしたてて、東支那海から南洋、ルソンやシャムまで活躍したという八幡船の男たちの話なんですからスケールも大きい。そのため、ロケ地も九州はミヤザキケンの青島、佐賀県唐津に近い呼子海岸、福岡県の芥屋の海と各所にわたる約一ヵ月の大ロケーションとなりました。 もちろん東映時代劇始まって以来の壮挙です。 橋蔵さんの役は八幡船の頭領の子として生まれましたが、堺の商人に育てられた磯野鹿門という青年。八幡船の根拠地につれてこられ、あらあらしい海の男の生活になじめず嫌っていたが次第に逞しく成長して、堂々たる八幡船の二代目頭領となる。つまり橋蔵さんは、海のあらくれ男になるわけです。 ☘青い空、青い海 さて、その海の男、橋蔵さんを見ようと記者が駈けつけたのは第三のロケ地福岡県の芥屋です。正しくは福岡県糸島郡島村大門芥屋。(省略) ロケ隊はこの芥屋の海水浴客の泊るに分宿していました。お天気は雲一つないピーカンの撮影日和、聞けばこのロケ開始の青島以来、連日こうで、予定はまことに順調に進行しているとのこと。さっそく舟でロケ現場へ、今日は海上ロケです。やはり南国です。澄んだ空気に太陽光線の強さは都会とはダンチで、ぎらぎらと眩しいばかりか、たちまち首筋や腕などの皮膚がピリピリしてきます。 でも、空は青く海も青い。 ☘二時間潜る 八幡船青影丸の頭領は岡田英次さん。その妹で男装して大暴れするのが丘さとみさん。橋蔵さんはもう一艘の八幡船めくら船の頭領ですが、青影丸に進藤英太郎さんたちと乗り移ってきたところです。 沢島忠監督以下スタッフ、俳優の別なく、健康な赤銅色の肌。その中でも一番黒いのが沢島監督と岡田英次さん。橋蔵さんはほとんど変わらず、よくよく色が白いんですね。 橋蔵さんはこんどのロケを「青島はきれいだった、空も海も真っ青で。ぼくは今年の春ハワイに行ったでしょう。ちょうどハワイのヤシにあたるのが青島のびろう樹なんだけど、ほんとに南国という感じでね」「泳いでも、とっても水がきれいでしょ。底まで見えるの、だんぜんごきげん、橋蔵さんや男の人たちは潜って魚を銛でとっていたわ」「ぼくはもともと釣りが好きだったんですが、こんどのロケですっかり潜り専門になっちゃった」と、笑っていましたが、橋蔵さんの潜り熱は本人がいうほど生やさしいものではなく「ちゃんと京都から水中銛や、水中眼鏡、足にはめる水かきまで用意して持ってきていた」といいますし、「潜りはじめたら夢中になって、他の人が舟に上っちゃっても、まだやってる。舟の船頭が”二時間も続けてやった人は初めてだ”なんて驚いていた。と、これは同行したスタッフの人の言葉です。 ☘いい気持ちすぎて・・・ そうこうしている間に橋蔵さんとさとみちゃんの出番。撮影カメラはいつの間にか船上から浅瀬に据えられ、沢島監督以下腰までの海中に立っています。 場面は青影丸から橋蔵さんが綱梯子を伝って小舟に移ろうとするとき、上からさとみちゃんが綱梯子を振るので、橋蔵さんは海中へドボンとなるところ。だいたいこの映画で丘さとみちゃんの役は男勝りの気性のつよいところがあり強がって、ことごとに皮肉を浴びせます。この場面も、 丘「おなさけ深い、めくら船の頭領さま」 橋蔵「あなたには、人の情けはわかるまい」 という応酬があった後、ドブンというわけです。さとみちゃんは白いのどを見せて大きく橋蔵さんを笑う。すると、「ああいい気持ちだ。熱いからちょうど良かった。ありがとう」という橋蔵さんに再びカッとなって小刀をなげる。それも橋蔵さんに軽く受け止められてしまうというくだりが続きます。 さて、ドブンですが、衣裳を着こんだ夏の時代劇が暑いのはいわずもがな、橋蔵さんもよほどこたえていたか、ドブンと落ちた。さとみちゃんが笑う。「ああ。いい気持ちだ・・・」で、絶句しちゃいました、いかにも気持ちよさそうな実感がこもっていて、それであとのセリフが出ない。一同そのカットが終わったとたん爆笑でした。 したがって橋蔵さんの後のセリフは音だけやり直し。いかにも夏の会場ロケらしい一コマでした。 ******* ******* ******* (6) ● ロケ地のスター特集より 大川橋蔵さん(1960年10月号 近代映画 ) この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています ➡1960年10月号 近代映画から 🏝️『南の島の暴れん坊』 待ちに待った橋蔵の作品「海賊八幡船」が沢島忠監督のメガフォンで、九州の青島ロケからクランクインされましたが、その風景をグラフで・・・ 九州の愛読者ならすぐわかりますが、青島は日本中でいちばん南国情緒の多い所。東映今年度初の超大作とあってスタッフ、キャスト連まで大はりきり。 日の出の美しい青島で、ロケや遊びに張切る橋蔵さんや丘さとみさんたちでした。 ******* ******* ******* (5〉● 昆ちゃんのチャンバラ修行 *橋蔵さんに一日弟子入り* 大川橋蔵さん 大村 昆さん この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています ➡昆ちゃんのチャンバラ修行 「ワテ、とんま天狗の昆ちゃんやでエ!エイッ!」 「まだまだ修行が足らん!」 とみごとな若様剣法の太刀さばきでヒラリとかわすトミー、お馴染み東映城前で真昼の珍試合のワン・カットです。 ワテ、もう5年前から橋蔵さんの猛烈なファンですねん!今日は日頃の念願がかのうて、橋蔵さんの一日お弟子にしてもろうてホンマにうれしかった。 なんせ時代劇のお弟子修行ちゅうもんははじめてやさかい、テンヤワンヤでしんどうてしんどうて・・・。それに東映撮影所にはきれいなお姫さんがぎょうさんいやはるさかい、キョロキョロしてしもて、ちょっとも芸が身に入らへん。おかげで師匠にお目玉や。これから一生懸命修行して、はよう橋蔵さんと共演したいいうのがワテの一生の夢や。 大村 昆 【画像】 1 小道具の刀を首筋にあてて「ホンマにヒヤリとしてええ気持ちや、これがワテの避暑法や」側の橋蔵さんと大川恵子さんは思わずふきだしました。「水戸黄門」のセットでラ イト待ちの間、昆ちゃんのお茶目ぶり 2 「ハイ先生!これで4杯めでっせ!」 「腹が減ってはチャンバラもできないヨ」 てんこ盛りに盛った昆ちゃんの大サービスぶりに、橋蔵さんは大笑い 3 「あーア、忙しゅうてかなわんワ」 カバン持ちはお弟子入りの第一課、腰に十手をさした珍スタイルの昆ちゃんは、勇ましく橋蔵さんとセット入りです。 4 「ワテも、こんなカツラつけたら、お姫さんにモテるやろナ」 見る間に出来上がる橋蔵さんの美剣士ぶりに、昆ちゃんはうらやましそう ****** ****** ****** 〈4〉●「笛吹若武者」(3) 1.錦之助さんの楽屋を訪ねた橋蔵さんとひばりさん (ひばりさん18才、錦之助さん23才、橋蔵さん26才です) 2.ひばりさんが車の中から橋蔵さまとにこやかに 3重い衣装をつけて撮影合間にひばりさんとキャッチボールをする橋蔵さん 〈3〉●「旗本退屈男」のセットを訪ねて、市川御大の立回りを見学しました(1) 〈2〉●「海の百万石」に出演している橋蔵さんが、寸暇を盗んで、「青年安兵衛」で大暴れの錦之助さんを、オープンセットに訊ねました。「新しい時代劇のため、お互いに頑張ろう」と固く手を握りあい男の友情の交流です(1) 〈1〉●「海の百万石」(1) 1.炎天下のもと、出番まで休憩をする橋蔵さん 1 ジャンル別一覧
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